毎日毎日、各都道府県で新型コロナウィルス感染者数の記者会見がありますよね。
それでもってそれを各メディアが取り上げニュースで大体的にトップで扱うわけですよ。
でもこれって要りますか?という話です。
結論から言うと、もうここまで市中感染になっちゃってるんですから感染は止まりませんよ。
新たな感染者を発表するよりも感染してから治癒するまでの経緯、感染者総数の中で何人が入院中で何人が重症で、何より何人が完治して既に通常生活に戻っているかを発表する事の方が重要だと考えます。
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毎日、感染者数を発表する意味ってある?
だんだん、疲れてきますよねほんと。(-_-;)
確かに世界的規模で感染が拡大して無視できないのはわかります。
治療薬が確立されていない不安、持病を持つ方や高齢な方が重篤化する危険があるのもわかります。
ただそれにしても、実態は「かぜ」のようなものですよね。
そりゃあ感染しますよ。
毎日、どこかかしらで感染しているでしょう。
しかしそれを毎日毎日、各都道府県のトップが記者会見して人数、職種、場所を発表するのってなんだか違和感を感じますね。
もう国民だって感染者が発生することも、実際はもっと多いんじゃね?ということも気付いていると思うんです。
百歩譲って各都道県のそのエリアに住む方々にとっては心配で気になる人もいるでしょうから知事やら役所の方が記者会見するのはいいとしましょう。
でもそれを連日、全国ネットの地上波でトップニュースで扱う必要はもうないんじゃないかな?と個人的には思っています。
感染した方は罪人ではない!
感染した方がまるで病原菌扱い、罪人扱いとなりかねない国や政府、マスコミの扱い方。
よくないね、これ。
ここは私達日本人の民度が問われていると思いますけど、なんだか怪しいですね。(笑)
国民の民度はその国の政治のレベルを現すでしょうし、その国の政治のレベルは国民が決める。
そう考えると私達国民が今の政権を作ってしまったと思うと一概に批判ばかりは出来ない。
今回の新型コロナウィルスがもう一度、政治を見つめなおす機会になればいいんですけどね。
話を戻して感染した人への偏見の問題ですよ。
例えば大阪のライブハウスに行っていたとか、倦怠感があっても職場に出ていたとか、警察官で初めての感染だとか・・
あのね、そりゃ大した症状がなければ普通にライブハウスに行くでしょうし、仕事だって休まないですよ。
きわめつけは初めての警察官の感染者が!ってあんな大組織ですから出ない方がおかしいでしょ。(笑)
警察官は無敵でもないし、サイボーグでもないんですから。(-_-;)
もう、やめませんか?
普通に感染者は出ますよ。
テレビのキャスターの皆さん、取り上げ方、口調、そのトーン全てがなんだか戦争が始まったのかと思わせるような重々しさですよ。
まるで「新型コロナウィル感染=死ぬ病気」みたいな雰囲気はどう考えてもおかしい。
そんな先入観を国民に与えてしまっている国や報道はもっとおかしいんですよ。
今や、普通の日常生活をしていても感染する可能性があるのですから大袈裟にしない方がいいです。
治癒した人のニュースはどうした?
一つ提案ですが、感染者の合計数から治癒した人の数を引いていきませんか?
毎日、感染者数を積み上げていくだけではきりがない。
データとして必要なら、新たな感染者数、感染者合計数、治癒した人数を併記した上で合計数から治癒人数を引いた人数をピックアップして報道したらいいんですよ。
それこそが、リアルタイムの数字なわけですから。
なんだか国の発表もマスコミの報道もほとんど完全治癒した人のニュースが出てこないんですよね。
これでは単純にテレビを見ている人なら日々増え続ける感染者数のみ頭にインプットされるだけです。
そうなると何が起きるかというと・・
「こりゃ大変だ!1000人を超えたぞ~、えらいこっちゃ」
とパニックになるわけです。
一部、専門家の先生方が「感染した人がすぐに死ぬような病気ではありません。」「普通のインフルエンザなどと同じような対応で大丈夫です。」と発信していますがインパクトの大きいニュースの前には霞んでしまいます。
ぜひ、感染して治療して治癒して通常生活に戻っている方の情報が知りたいですね。
もちろん個人情報に留意したうえで。
不安感を払しょくするには成功体験が有効です。
その成功体験のプロセスを共有して身近に感じる事こそパニックを沈め、思考を冷静にさせる特効薬だと思うんですけどね。
感染防止より感染後に目を移そうよ!
安倍総理は5日に中国、韓国からの入国者に2週間の待機を決定しました。
実質上の入国拒否ですが、まあ「今更か!」の声が上がるのは仕方ないですよね。
入国規制はまず最初にやるべき「水際対策」です。
ただもう市中感染が始まってしまった状況ですから遅きに失したのは事実でしょうね。
「やらないよりはやった方がいい」との声も聞かれますが、それを言っちゃ・・って感じですよ。(笑)
だってほとんど事態が進んでからなら誰でも決定できるわけです。
そこをどのタイミングでどんな施策を決断出来るのかが、リーダーシップでありトップに求められる資質です。
だから「遅いけどやらないよりはまし」と許容してはダメなんですよ。
個人的には、もう感染を完全に防ぐことは不可能だと考えています。
国内で一人でも感染が発生した時点でもう無理なんじゃないでしょうか。
そこをいまだに海外渡航の有無にこだわり続ける指針もナンセンスですよね、ほんとに。
そろそろ感染防止よりも、普通に感染することを前提に考えましょうよ。
予防をしたうえで尚、感染することを受け入れるべき。
だから感染した人を特別視しない空気感を作っていきましょうよ。
そして大事なのはここからですよね。
感染した後のプロセスの確立、情報開示、共有化が必要です。
3月6日から新型コロナウィルスのPCR検査が保険適応されます。
これにより民間の検査会社や大学病院などのPCR検査が行える施設での検査が出来るようになります。
ただ、これも全ての人が希望すればPCR検査を受けられるわけではないようです。
検査が出来る医療機関は院内感染の防止対策が出来る「帰国者・接触外来」に限定されるとのことです。
うーん、このあたりも政治によるスピード感に期待したいですね。
いずれにしても予防は予防として粛々と、感染後は更に冷静に、そんな当たり前の対応を心掛けたいものですね。
というわけで新型コロナウィルスの蔓延と同じくらいに、社内や地域の感染第一号になりたくない!というチキンレースの蔓延からもいい加減に開放されたいものです!