個人の批判をするつもりはありません。
あくまでもその立場が持つ「意味」の問題を言っているんですよ。
そうですね、「意味」を言い換えれば「責任の重さ」と考えてもらえればいいと思います。
私が知る限り現政権の首相夫人は、はっきり言って最悪ですね。
いや、「最悪」と言っては批判になってしまうかもしれないので「残念」と言い換えておきます。(笑)
というわけで今回の記事は、望む望まないにかかわらず高い立場になった者はそれ相応の責任と義務も持たされるという話です。
これはその本人の性格や人柄の良し悪しの問題ではなく、役割の問題ですからお間違いなく。
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鈍感、無知、無邪気という狂気
世界的規模で広がる新型コロナウィルス感染。
東京オリンピックの延期を受けて一気に風雲急を告げてきた首都圏。
そんな国難を迎えている状況にあって驚きのニュースが飛び込んできました。
安倍首相、昭恵夫人の花見は「レストランの敷地内」
安倍晋三首相は27日の参院予算委員会で、新型コロナウイルス感染拡大防止の一環で都内で花見の自粛が呼びかけられている中、昭恵夫人がタレントらと花見をしていたとする一部報道の真偽を問われ、会合の後、桜をバックに写真を撮っていたことを認めた。
昭恵夫人をめぐっては、桜を背景にタレントやモデルらと記念撮影に応じる様子の写真が26日、「私的な『桜を見る会』をしていた」と、ネット上で報じられていた。
首相は、夫人が滞在したのは公園ではなく、場所は「都内のプライベートなレストラン」で「知人と会合を持った」と述べ、会合に出席していた事実は認めた。さらに「(会合後)みんなで記念写真を撮影する際に、(敷地内の)桜を背景に写真の撮影をした」と、苦しい釈明をした。
その上で、「東京都が自粛を求めている花見のような宴会を行った事実はない」と述べ、報道の内容の一部を否定した。
引用:日刊スポーツ 3/27(金) 10:36配信
うーん、ちょっと驚きというか日本人として情けなくて泣けてきますね。
何が怖いって、おそらく本人が無自覚にふるまっているかもしれないってことですよ。
まあ実際、首相夫人がそうかどうかは私のような下々の庶民にはわかりません。
ただ、直接会った方達の話を見るとどうも人柄はとても良い方らしい。
でも、そこはこの際全く関係ないんですよね。
本人の人柄や性格が良い悪いはどうでもいい事なんです。
要は無自覚な事に甘んじて「知ろうとしない」事です。
ここが一番の問題なんです。
本人が「知ろうとしない」から全く悪気がない。
だったら家で大人しくしていればいいものの決してそうではない。
自分に悪気も責任もないという鈍感さ、無知さ、無自覚さという恐ろしい無邪気さが国民を失望に陥れていくということに全く気付いていない。
知らない、という狂気・・
怖いですね。
一国の首相は妻よりも国民を大事にして下さい!
もちろん、家族を大切にすることは夫として男として当然のことです。
首相とて一人の夫であり男です。
奥さんを大切に思う気持ちは当然理解出来ます。
ですが!
同じ「守る」でも今、我が国の首相がしている「守る」はちょっと意味が違う。
普通であればそうした行動をする必要もないようなことで右往左往しているわけです。
いや、右往左往したのは周囲の人達、とりわけ官僚の皆さんか・・
あげく自殺者まで出してしまったのだから本当に痛ましいし異常事態ですよ。
首相が本当に奥さんを守りたいのならば一言、「国民に我慢を強いている時期だから君もしばらく家で我慢してくれないか?」で済む話です。
その上で、首相にはまずは国民に目を向けてほしいと思いますね。
ノブレスオブリージュ、知らなくてはいけない役割がある!
「ノブレスオブリージュ」という言葉があります。
これは、身分の高い者はそれに応じて果たさなければならない社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観です。
もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」という意味です。
確かに首相になったのは夫です。
それは彼女のせいでも望みでもなかったかもしれない。
だけど夫が首相になり一国のリーダーになった瞬間、夫には大きな責任が生まれます。
と同時に望む望まないにかかわらず首相夫人にもその立場に見合った責任が生まれるんですよ。
それは「知らなかった」では済まされないんです。
逆に、知らなければいけなかったんです。
知らないこと、知ろうとしなかったことは罪なんです。
誰よりも国民の生活に目を向けないとダメなんです。
それは理屈ではなく、そういう立場なんです。
まあ、してしまったことはどうしようもありません。
大事なのはこれからです。
その為にも、まずは素直に過ちを認めて頭を下げること。
これが必要です。
これ、今の政権、政府にも言える事ですけどね。
その恵まれた立場はそれ相応の責任を果たしてこそ手に入れていい物なんですよ。
少しでも国民の生活、声に目を向けてくれることを期待したいですね。
以上です。