野村克也氏が2月11日、虚血性心不全により84歳で亡くなりました。
ここ数年、子供のころからテレビで普通に見てきた人が亡くなることが多くなんだか寂しい限りです。
野村さんの場合、奥さんの沙知代さんを2017年に同じ病で先立たれています。
私もこの歳ですから全く他人事じゃないんですよね。
だからいつも奥さんに言っています。
「先に死なないでね・・」
本当そうなんですよ。
もし奥さんに先に逝かれたらと思うと寂しくてどうしようもないから。
というわけで今回の記事は「奥さんに先立たられたら寂しいから大切にしようね!」という話です。
人生も折り返しを過ぎて笑ったり喧嘩したり出かけたりするかけがえのないパートナーがいないなんて私はきっと耐えられないです。
Contents
父を先に亡くした母のことば
私は既に両親とも亡くしています。
先に父をまさに今回の野村さんと同じ虚血性心疾患で亡くしました。
父の場合は早朝のトイレでした。
いわゆるヒートショックなんでしょうね。
これ、本当皆さんも気を付けましようね。
私達のような年齢や親世代なんかトイレ、お風呂、脱衣所なんか要注意です。
先日、ラジオで田淵さんがしっかりトイレとお風呂場には暖房を設置しているって言っていましたね。
うちの両親の話に戻るとめちゃくちゃ仲の良い夫婦というわけではなかったですよ。
別にお金持ちではないですが田舎なので家が2棟あったんですね。
それで父の方が元々住んでいた古い平屋で寝ていて、母が新しく建てた建売住宅のほうに住んでいたんです。
まあなんか家庭内別居みたいなんですけど、ちゃんと食事時は母の家に来て食べてまた夜は寝に古い家に帰っていくって感じ。(笑)
徒歩で3分くらいの距離です。
でも父が亡くなった時は少し悔やみましたね。
私は大学卒業と同時にもう家を出て遠く離れた土地に住んでいましたが、もし母と父が一緒に寝ていたらもう少し早く発見出来て何とかなったのかな、と。
うーん、でもこれも運命ですから仕方ないんですけどね。
その後、一年くらいたって「どう、少しは落ち着いた?」と聞いたら母が言ったんですよ。
「そりゃ寂しいね・・。しゃべる人がいなくなっちゃったから。」
わりと社交的に見えた母ですらそうなのですから私なんかもうどうなるだろう。
「運転手さんがいなくなっちゃったしね・・」
運転手さん、という言い回しに母の父に対する愛情が透けて見えるようでもう少しだけ二人で過ごす時間があったらよかったのにと改めて思いましたね。
そんな母も父を失くして数年で天国に旅立ちました。
なにか両親が「夫婦でいる時間を大切にしなさい!」と教えてくれたような気がします。
夫婦で人間ドックに一緒に行こう!
唐突ですが、私達は2年前から夫婦で人間ドックに行くようにしました。
それまでは毎年ある会社の簡単な健康診断で済ませていました。
でも職場でも健康意識の高い人達なんかはちゃんと人間ドックを受診していたんですよ。
奥さんからも常々、塩分、油物の取り過ぎ、食べ過ぎを注意されていました。
逆に私もバイトなので健康診断を受ける機会のない奥さんが心配なので人間ドックを勧めていました。
奥さんは私と一緒なら行ってもいい、というので2年前に初めて二人で人間ドックに行ってきました。
幸い二人とも大きな疾患はなく・・なんですが私は実はピロリ菌が発見されました。(-_-;)
既に除菌済みですが内視鏡検査の途中に先生達の「うん?これ先生、細胞診に回しますか?」という会話にどっと落ち込みました。(笑)
直後に「うーん、これピロリの炎症じゃないかな?大丈夫だね」と年配の先生が言ってくれその通りピロリでした。
いやあ、生々しい会話に冷や汗をかきましたよ。
そして今年も二人で受診してきて問題ありませんでした。
半日くらいで済みますので奥さんが専業主婦とかバイトをやられているなら健康診断の機会ってないと思うのでぜひ誘って二人で人間ドックを受けてみてはどうですか?
とはいっても私の奥さんもそうでしたがなかなか行きたがりません。(笑)
我が家も最初に私と一緒なら人間ドックに行くっていうから年一回会社で無料で受けられる簡単な健康診断をやめたんですね。
それで人間ドックに切り替えて、いざ日程を決めようとすると当の奥さんはなんだかトーンダウン・・・(-_-;)
あれあれ話が違うって感じになっちゃう。
まあ、結局我が家は二人で行けましたが、やはり病院で検査というと腰が引ける奥さんもいるかと思います。
そんな場合は今は簡単に検査が受けられる方法があります。
しかも家にいながら生活習慣病やがんのチェックができるというから時代は進んでいますね。
まあ胃カメラや内視鏡などはやはり受けたほうが絶対良いと思うので万全とはいきませんが、何も検査をしないよりは全然良い事は間違いないですね。
奥さんのいない老後は考えられない!
そりゃあ、若いころはよくケンカもしたし離婚して一人になったら自由で楽かもしれないなんて馬鹿なことも考えたこともありましたよ。
でも子供が出来た後はケンカもほとんど子供絡みの原因が多くて夫婦間のトラブルってそんなにないんです。
だから子供が成人して手がそれほどかからなくなるようになると自然と奥さんとの仲も少しずつ変わってきます。
まあ、私なんかは50過ぎて奥さんのことを凄く好きになっていますので楽しいですよ。(笑)
奥さんと2人でよく旅行にいきますけど、これ案外周りに驚かれます。(-_-;)
全然、楽しいですよ!
娘ともよく二人で旅行に行きます。
これも結構、驚かれますが。(笑)
娘と行く旅行は「嬉しい!」という感じで奥さんと行く旅行は「楽しい!」そんな感じ。
だからもし今、奥さんに急に先立たられたらちょっとどうしたらいいのかわからない。
多分、仕事も辞めちゃうかもしれない。
それでもってしばらく家にひきこもるでしょうね。
もう何も手につかないかもしれない。
だってこのブログだって、旅行だって、仕事だって・・
皆、奥さんや娘がいるからこそだから。
娘は自分の人生を歩いていくから、私の人生に巻き込むわけにはいかない。
奥さんが相手にしてくれるから私は存在している。
その奥さんがいないのならもう私は存在していないも同然。
そんな風に思っちゃうだろうな・・
私は凄い想像力が高いのでもう今からいろいろ妄想しては時々涙します。(笑)
うん、一緒のタイミングで逝けたらいいな。
先に逝かれるのは寂しすぎるから。
でもやっぱり私が看取ってやりたいかな。
私の奥さんは銀行の手続きも、土地家屋の手続きなんかも全然わからないし・・
きっと途方にくれちゃうだろうから。
何より「私より先に死んじゃだめだからね!」ときつく言われているしね。(笑)
でも同い年だから、どうだろう・・(-_-;)
喪ってからでは遅い、奥さんを大事にしよう!
本当にこれ。
結論です、とにかく「奥さんを大事にしましょうね!」
リタイア後の生活に仮に奥さんがいないとなるともう全てが根底からひっくり返ります。
奥さんというかけがえのないパートナーがいてこそです。
私にとっての奥さんは、妻であり恋人であり親友です。
特に男なんか会社以外のコミュニティーを持たない生き物ですからね。
「奥さんの事、好きですよ!」
と言える男、私は好きですよ。
カッコいいと思います。
奥さんの健康に留意することは自分の身体にも目を向けるという事です。
奥さんを好きでいるという事は自分の事も好きでいられるという事です。
リタイア後、楽しい生活を過ごすためにも奥さんを大切にしましょう!
以上です。